2023年版ホームステージング白書から読み解く現状

みなさんこんにちは。デジタルステージングでお馴染みの株式会社RealtyBank代表の川上です。今回は日本ホームステージング協会が行っている2023年版「ホームステージング白書」について解説いたします。

・ホームステージングの普及率

ホームステージング自体の普及率は、全国的に大きく伸びています。2022年は一部の県で未実施の地域がありましたが、2023年には全国すべての都道府県でホームステージングが実施されました。特に北海道では、従来の物理的なホームステージングに加え、デジタル技術を活用したバーチャルホームステージングの導入も進んでいます。

・バーチャルホームステージングの普及率が劇的に増加

ホームステージングの普及が全国に広がるなか、特に注目されるのが“バーチャルホームステージング”の急速な普及です。2023年版「ホームステージング白書」によると、バーチャルホームステージングの導入率は前年の27%から72.3%に増加しました。この劇的な成長は、不動産業界におけるデジタル化の波を反映しており、さらなる可能性を秘めています。

特に、物件売買分野での導入が急速に進み、全物件に対してバーチャルホームステージングを実施しているとの回答が7.4%、一部の物件で実施しているとの回答が55.6%に達しました。特に中古戸建住宅への適用が増加しており、空き家の魅力を高めるツールとしても活用されています。

・効果と期待

バーチャルホームステージングを活用した物件では、閲覧数や内覧者数の増加が報告されています。「ホームステージング白書2023」では、バーチャルホームステージングを実施した物件の成約までの期間が短縮されたケースが多いことが示されています。具体的には、2ヶ月以内に成約する物件が46.4%を占め、特にデジタル技術が購買意欲を高める役割を果たしていると考えられます。バーチャルホームステージングのサービス提供価格は1万–5万円の範囲が主流であり、実際の家具を使用する従来のホームステージングに比べて手頃です。この価格帯で提供できる利便性が、不動産業界全体での普及を加速させています。

今後の課題と展望

一方で、賃貸物件への普及はまだ限定的です。調査では、賃貸物件でバーチャルホームステージングを導入していないとの回答が63.6%に上りました。賃貸市場での認知度向上と導入コストのさらなる低減が普及の鍵となるでしょう。賃貸市場では1枚1万―5万円ではまだまだ高く、コストパフォーマンスを考えると取り組めないと判断する方も多いです。弊社でもより安く、より早く納品されるデジタルステージングAIの開発を進めておりますが、このようなサービスがもっと広がっていくと賃貸業界での普及も増えていくのではないかと思っております。

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ホームステージング白書 2023年は以下より確認ができます。

https://www.homestaging.or.jp/file/20240719hakusyo2023.pdf

過去のデータは以下より確認ください

https://www.homestaging.or.jp/about/hakusyo

 出典:「ホームステージング白書2023」(一般社団法人日本ホームステージング協会)

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