「変化するニーズの対応と新たなチャンス」

こんにちは、不動産仲介会社・管理会社・オーナーの皆さん。この記事では、

最新の「第9回入居者ニーズと意識調査2011~2022」の結果について、デジタルホームステージングと結びつけて分析します。

今回の調査は、1107名が参加したもので、驚くべき事実が明らかになりました。

それは「来店前にネットで見た物件」にそのまま55.9%(新規契約)の人が契約しているということです。特に家族構成が「ふたり」の場合なら、65.4%がネットで選んだ物件を契約しています。

これは、人々が不動産屋に来る前に、ネットで情報収集し、あらかじめ「これだ」と決めた物件を確認しに来ているという現象を示しています。この傾向はますます強まっています。

重要なのは、

何組の内覧者数が集まれば成約に至るのか?

ということです。

この数字を整理する必要があります。

エリアによってさまざまですが、ステージングされた部屋は通常以下の流れで内覧者数が増えます。

PV数の増加 → 問い合わせ数の増加 → 内覧者数の増加

ここで日本ホームステージング協会が発表しているホームステージング実施後の部屋の影響を紹介します。重要なのは4点です。

  • 67%の方が、PV数が増えたと回答
  • 84%の方が、問い合わせ数が増えたと回答
  • 82%の方が内覧者数が増えたと回答
  • 80%の方が成約までの期間が短くなったと回答

不動産広告写真をデジタルステージングすることは、これからの顧客獲得に欠かせないツールとなります。

デジタルホームステージングを利用することで、物件の魅力を最大限に引き立て、顧客が「これだ」と思える物件を提示することが可能になります。

「良い物件」はただの空間ではありません。それは賃借人のライフスタイルを豊かにする空間であり、新たな生活の舞台です。デジタルホームステージングを通じて、この「可能性」を見せることができます。このような視点で物件を考え、提案することが求められます。

NARが実施した2019年の調査では、販売エージェントの23%が、ステージングされていない住宅よりもステージングされた住宅に1〜5%の価値があったと報告している。これはバーチャル・ステージングの驚異のひとつです。

A 2019 study carried out by NAR reported that 23% of the selling agents had a 1-5% more value in the staged home than in unstaged ones. Likewise, about 18% had a 6-10% surge, which might not seem large till your punch in 10% of a million bucks; massive, right? That's just one of the wonders of virtual staging. "NAR Finds Home Staging Helps Buyers Visualize, Homes Sell Faster" NAR, 6 Apr 2021.

参照:https://www.nar.realtor/newsroom/nar-finds-home-staging-helps-buyers-visualize-homes-sell-faster

今回の調査結果は、デジタルホームステージングの必要性を強く示しています。顧客がネット上で物件を決める現象は、これからも増え続けることでしょう。そのため、不動産会社にとっては、顧客のニーズに合わせたデジタルホームステージングの利用が、競争力を保つための重要な戦略となります。