大家サミット【デジタル vs リアル】ステージング対決
■要約
大家サミットに参加しリアルとデジタルのステージング対決を行いました。リアルステージングは物理的な空間の改善に重点を置き、物件の成約率を高めることを目指します。対照的に、デジタルステージングはデジタル技術を活用して、問い合わせ数や内覧者数を増やすことに注力します。これらの手法はそれぞれ異なる場面で物件の魅力を最大限に引き出すために重要です。
1 大家サミットの概要とステージング対決の背景
令和5年11月5日に東京銀座で大家サミットに参加してきました。そこであるイベントにお呼ばれしたのです。【大家さんサミット 20XX年大家業の未来】リアル・バーチャルステージングの矛盾対決ということでお話ししました。
”リアル代表” 空室対策コンサルタント 山岸 かな様
”バーチャル代表” 株式会社RealtyBank 川上 将司様
近年、ホームステージングはリアル、バーチャル共に業界内の認知度を上げてきました。様々なセミナー等で空室対策成功事例として紹介され、ホームステージングを取り入れる会社が増えてきたことは間違いありません。
2 リアル・デジタルステージングのアプローチと効果
2-1 リアルステージングの手法と利点
無機質な空間に家具や雑貨を配置することで、より居心地の良い生活空間を演出し、入居者に物件への愛着やモチベーションを与えることができます。内覧時に良い印象を与えることができれば成約率向上につながります。リアルステージングで生活感を演出するための予算は高額になる場合があります。
【生活感を演出するリアルステージング】とは?
1LDK35㎡の部屋でも、ダイニングテーブル、ソファ、リビングテーブル、テレビ台、テレビ、ベット、収納等を用意すると最低でも10万円かかります。ここまでのリアルステージングを行わないとすると生活感の演出が難しくなります。先ほど列挙した家具があってこそ、生活感を演出するステージングになるのです。
【お金をかけずに印象を良くするリアルステージング】とは?
1LDK35㎡の部屋でも10万円以上かけないと上記のようなステージングを行うことは難しいです。が内覧に来た方の印象を良くする小物を設置することで良い印象を与えることは可能です。
例えば、香りの印象をよくする。観葉植物を設置する。ウェルカムボードを用意する。等はお金をかけずに内覧者の印象を良くすることに繋がります。成約率向上のためには、内覧者の部屋への印象をよくすることが重要ですから【生活感を演出するリアルステージング】までの投資をせずとも【お金をかけずに印象を良くするリアルステージング】を行うことで成約率を高めることは重要です。
2-2 デジタルステージングの手法と利点
デジタルステージングは、コンピュータ生成の画像を使用して、空室や建設中の物件を仮想的に家具や装飾で満たす技術です。この手法は、物件の生活イメージを視覚化し、購入者や入居者に具体的な生活イメージをネット検索時から提供します。リアルなステージングに比べて圧倒的にコストが低く、より柔軟なカスタマイズが可能です。
このような画像をリアルステージングで用意しようとすると高額な費用が発生しますが、デジタルだと1枚4950円で作成が可能です。このイメージ画像の活用は、オンライン上での注目度を高めることに効果があります。オンラインポータルサイト(SUUMO等)やソーシャルメディアでの物件表示において効果的で購入者が物件にどのように暮らすかを想像しやすくするため、問い合わせ数や内覧者数の増加に直結します。
このようにデジタルステージングは内覧時の成約率を高めるものではなく、オンライン上での注目度を高め、PV数の増加させ、問い合わせ数・内覧者数の増加 に繋げるものなのです。
3 リアル・デジタル両手法の効果的な組み合わせ
デジタルステージングと【お金をかけずに印象を良くするリアルステージング】の組み合わせはとても効果的な組み合わせです。
デジタルステージングでPV数、問い合わせ数、内覧者数を増加させ【お金をかけずに印象を良くするリアルステージング】で部屋の印象を良くし成約率向上に繋げることは非常に良い組み合わせです。首都圏では既に平均内覧成約率は50%以上ありますので、2組に1組がネットで見た物件を内覧しそのまま成約に繋がっています。地方では25−30%となっていますので上記のような組み合わせの空室対策がおすすめです。
私も大家として活動していますが、5-10万円の空室を成約させる為には、なるべくコストをかけずに早く成約させることを期待します。コストパフォーマンスを無視した経営を行うことはできません。
リアル・デジタルステージングの組み合わせは不動産業界におけるマーケティングの新しい標準として急速に浸透しています。このアプローチは、物件の魅力を最大化し、潜在的な購入者や入居者に対するアピールを強化するための効果的な手段となっています。
株式会社RealtyBank
デジタルステージング事業部
Tell :050-3159-9853
こちらからサービス利用可能:https://digitalstaging.co.jp/lp
LINEの依頼相談窓口: https://lin.ee/PPZulQF